ヨガ
ヨーガ Yoga は、「馬にくびきをかける」という意味の動詞「yuj」から派生した名詞である。
真言宗の伝統的な瞑想法、阿字観にハタ・ヨーガのアーサナを取り入れたもの。
真言宗の布教方法として確立している。
蓮華の花の上の(月を表す)月輪の中に、大日如来を表す梵字の阿字が描かれた掛け軸を、半眼で見つめる。
元々、真言密教における僧侶の鍛錬の方法であった。
仏教においては元のサンスクリットを漢字で音写して「瑜伽」(ゆが)と呼ぶか、あるいは意訳して「相応」とも呼ぶ(詳細は「瑜伽」の項参照)。
内容としては主に観想法によるヨーガ、静的なヨーガであり、それゆえ「ラージャ・ヨーガ」(=王・ヨーガ)と呼ばれている。
その方法がアシュタンガ・ヨーガ(八階梯のヨーガ)と言われる八つの段階のヨーガである。
ヤマ(禁戒)、ニヤマ(勧戒)、アーサナ(座法)、プラーナヤーマ(呼吸法)、プラチャハーラ(一心集中)、ダラナ(凝念)、ディヤーナ(静慮)、サマーディ(三昧)である。
また同書を根本教典として「ヨーガ学派」が成立した。
同派は、インド哲学の六派哲学の1つに位置づけられている。
このヨーガは段階が進むほど師を必要とするという意見があり、特にクンダリニーの体内自覚を感じてから先は、必ず師の指導の元にヨーガを実践すべきとされる。
一方で、ある程度の段階に達すると師をそれほど必要としなくなるという意見もある。
クンダリニーの自覚と修行者の人格的向上とは無縁といえる。
クンダリニーの自覚に修行の目的が置かれてしまっては主客逆転、本末転倒である。
手段が目的にならぬよう修行者は努めねばならず、本来の修行の目的を達するならば、そうしたクンダリニーを始めチャクラなど肉体次元、生気次元へのこだわりを無くす事に努めることが先決とされる。
ヨーガ・スートラで説かれるラージャ・ヨーガの第二段階「ニヤマ」のうち、苦行、読誦、自在神への祈念の3つをクリヤー・ヨーガという。
ここでのクリヤは浄化の意味ではなく、準備段階という意味。
このヨーガの効果は、ハタ・ヨーガの効果のように身体が柔らかくなったり、以前に比べて健康になったという、割合穏やかな効果に比べ、クンダリニーの上昇に伴うチャクラの開眼という劇的なものがあり、自分が超能力者や超人になったかのような錯覚を覚えてしまうことが往々にしてある。
その故に、一度効果(クンダリニーの体内自覚)が出始めると、他のヨーガに比べて非常にのめり込みやすいという特徴がある。
マントラ(特に、神の名)を繰り返し唱えるヨーガ。
今日アシュタンガ・ヨーガ=アーサナと受け取られているが、誤りである。
またホット・ヨガを行う場合、1時間で通常500ミリリットル以上の発汗することが報告されており、大量に発汗するため、普段の食事などから水分やミネラルをホット・ヨガ開始までに心がけて補うことが理想的で、怠るとワークアウト中の発汗により脱水症状を引き起こしたり、高温・多湿環境で気分や体調を害する可能性があるため注意が必要。
もちろんワークアウト中も小まめに水分補給することは必須である。
しかし高温・多湿環境に慣れ、発汗と共に効果的にアーサナをとることができるようになれば、代謝が良くなっていくことを体重や肌つやなどの体調の変化から効果を実感できるようになり、美容や体調管理に効果がある。
神への純粋な信愛を培い、(グルがいる場合)グルを神の化身とみなし、全てを神の愛と見て生きるヨーガ。
古代に実在し、その後神として崇められたクリシュナが開祖。
バガヴァッド・ギーターは、バクティ・ヨーガやカルマ・ヨーガの本質を歌っている。
また、近代の大覚者ラーマクリシュナ・パラマハンサは、現代においてはこのバクティ・ヨーガこそ最も必要であると説いた。
このヨーガを主軸に据えるグルの団体において、弟子・信者はグルの命令通りに動き絶対帰依することになるが、今なお存命中の大覚者であるサティヤ・サイ・ババやシュリ・チンモイは、弟子の病気などのカルマを引き受けることも行っているという。
このヨーガの行者をバクタ (bhakta) という。
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